留学や仕事海外生活をしていると、意外とを郵便物を送ったり、郵便物を送る機会ってありますよね。
外国にいる知人から、「日本へ贈り物を届けたいから、住所を教えてほしい」とお願いされて戸惑ったことがある人も多いかもしれません。
日本の住所を英語で書く時、どのような点に注意して書けば良いのでしょうか。
- 番地や市長村・都道府県の順番は日本語と同じ?
- マンションの場合はどう書けば良い?
- 郵便番号の書き方は?
ここでは「外国から日本へ郵便物を送る場合」あるいは、「外国の方へ日本の住所を教える場合」を想定して、英語での住所の書き方・書く順番について説明したいと思います。
※もし郵便物を外国に送る人は、送り先の相手に住所を確認して記載するのがベストです。
国によって住所の書き方・順番が異なることがります。日本の住所と同じように書くと、郵送先で誤解を招く場合があるので注意が必要です。
英語で住所を書く際の順番!
まずは、英語で住所を書く際の基本的な順番のルールを押さえておきましょう。↓
英語で住所を書く順番は?
基本的には英語で住所を書く順序は日本での住所と書き方と反対の順番になります。
- 日本語:(国名)・都道府県・市町村(区)・地域・番地・建物名
- 英語:建物名・番地・地域・市町村(区)・都道府県・国名
英語住所書き方の例
まずは下の2つの例で書く順番を確認してみましょう。
- 例1)
日本語:東京都 港区 1丁目 23-45 ひまわりビル 501号室 〒100-1234
英語:#501 Himawari-building 1-23-4, Minato-ku, Tokyo, 100-1234 Japan - 例2)
日本語:神奈川県 横須賀市 野上 12丁目 34番 56号 〒990-9887
英語:12-34-56 Nogami, Yokosuka-city, Kanagawa, 990-9887, Japan
英語で住所書く順番の注意点
注意1:建物名は階/室番号も一緒に書きます。
注意2:番地には~丁目~番~号、も日本語と同じ順番で書きます。
注意3:郵便番号の前には「〒」は付けない
英語の建物名・番地・地域名の書き方と注意すること
英語で住所を書く際の順番と注意点を上に書いていますが、こちらでもわかりやすく説明します。
英語でマンション・アパート・ビルの書き方
建物がマンション アパート ビルの場合、その建物がどのタイプの建物なのかわかりやすいように、建物の名前に「-」ハイフンを付けて、”mansion” “apartment” “building”の何れかを記載します。
- マンション オーシャン:OCEAN-mansion
- オーシャン アパート:OCEAN-apartment
- オーシャンビル:OCEAN-building
英語で建物の階や室番号・部屋番号の書き方
「階」は日本では既にお馴染みですが、”F~”で表記します。
室番号や部屋番号は”#~”で表記します。
“F~”と”#~”共に建物名の前か後ろに付けます。どちらでも大丈夫です。
- オーシャンビル 20階なら “F20 OCEAN-building” もしくは “OCEAN-building F20” と記載します
- サンセットマンション302号室なら “#302 Sunset – mansion” もしくは “Sunset – mansion #302” となります。
- オーシャンアパート 501号室なら “#501 OCEAN-apartment” もしくは “OCEAN-apartment #501” と記載します
英語住所の番地の書き方例
日本語で番地を書く際は
「1丁目、12番、15号」とか、省略して「1-12-15」などと書きますが、
英語表記の場合は日本の省略と同じく「1-12-15」と書きます。
注意:ネット上の地図の場合、「1chome 12-15」のように表記されていることもありますが、
「1-12-15」のように書いて全く問題ありません。
「階」或いは「室番号」の前には「♯」を付けます。
注意:英語表記の住所は日本語表記と順序が逆と説明していますが、「A丁目 B番 C号」は1つのセットとして考えますので、記載する際は”A-B-C”と書きます。
間違って”C-B-A” と書かないようにしてくださいね。> <
市町村・区の英語住所の書き方と例と注意点
英語で市町村・区は、上の”Minato-ku”のように語尾に『-ku/-city/-chou/-machi/-village』と書くのが一般的です。
例)
- 足立区:Adachi-ku
- 横須賀市:Yokosuka-city
- 双葉町:Futaba-chou District
注意1:市は”-shi”でも良いですが、”-city”が一般的です。
注意2:町は読み方が「まち」なら”-machi”と書くことが多いようです。「ちょう」と読む場合は”-chou”と書けば良いでしょう。
直訳の”town”はほとんど使いません。
施設名や場所の名前で 「〇〇〇タウン」の場合に使用されていることが多いです。
英語で都道府県名の書き方と注意点
英語で都道府県名を書く場合い、名前の後に”-Ken”や”prefecture”と書いた方が良いか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
難しく考える必要はありませんが、日本の郵便配達員さんが迷わず配達できるように、一般的なわかりやすい書き方と注意点を押さえておきましょう。
英語の都道府県名に”Ken”や”prefecture”は書く?
都道府県を英語で書く際、「県名の後ろに”-ken”や”prefecture” を付けるの?」と思う人もいるかもしれませんが、ほとんどの場合書く必要はありません。
- 東京:Tokyo もしくは TOKYO
- 京都:Kyoto もしくは KYOTO
- 大阪:Osakaもしくは OSAKA
で大丈夫です。
外国からの日本の住所へ手紙が送られた場合、郵便配達員が”prefecture”の意味を理解するかもちょっと心配になりますよね。
なので、”prefecture”や”-Ken”はあえて記載しない方が良いかもしれません。
“-Ken”や”-prefecture”と書いても間違いではありませんが、それらを付けて長くなるより、”OSAKA”や”FUKUOKA”のように大文字ではっきり書くとスッキリして読みやすいでしょう。
英語の都道府県名と市町村名が同じ場合はどう区別する?
もし大阪市のように「市の名前と県名が同じ場合は間違えるのでは?」と心配する人もいますが、市に「-city」を付けたり、都道府県名を大文字で書くことによって、市町村名と県名を区別しやすくできます。
例) 〇〇-〇〇, Osaka-city, OSAKA
※”Ken”や”Prefecture”は付けると困惑しそうですが、“-city”や”village”chou”は書いた方が良いという意見が多いようです。
考えられる理由は以下の通りです。
- 都道府県名は一般的に日本人なら誰が見てもわかるが、市町村名は、他府県の人にはわからない名前が多い。
- 記載された住所の真ん中に位置するのが「市町村区」ということがわかれば、その両側にくる地域名や県名とはっきり区別がついて見やすい。
住所にコンマやピリオドは入れるべき?
英語で住所を書く場合、住所にコンマやピリオドを書くべきかどうかは世界的な決まりがあるわけではないようです、コンマを書いた方が見やすくて、郵送先の間違いを防ぐことにも繋がります。
コンマが無くても「-city」や「-ken」を書くかしっかりグループごとにスペースを空けることによって、区別がはっきりしていれば問題ないと思います。
- コンマを書くパターン
12-34-56 Nogami, Yokosuka-city, Kanagawa, 990-9887, Japan - コンマを書かないパターン
12-34-56 Nogami Yokosuka-city Kanagawa-prefecture 990-9887 JAPAN
英語で住所・宛先の正しい順番や書き方まとめ
英語で住所を書く場合は日本語とは逆で、
「建物名、番地、地域、市町村(区)、都道府県、国名」
の順番で書きます。
それぞれどれも細かい注意点はありますが、それはルールではなく、郵便配達員や郵便局の人が間違えたり困惑しないようにというのが理由です。
スムーズに配達できるように、見やすい書き方を心がけましょう。^^