仕事でも日常生活でも文書や手紙で英語で日付け(年月日)を書くことって意外にあります。
「あれ、英語で日付を書く順番って、年、月、日どれが先だっけ?」と日付の順番で悩んだことってありませんか?
ある本では日が先に書かれているのに、別の本では月が先に書かれているということはよくありますが、一体どちらが正しいのでしょうか。
調べていくと、「アメリカ式」か「イギリス式」かによっても月日を書く順番が違うようです。
ここでは、この年月日の順番や「アメリカ式」か「イギリス式」の日付の違いについても紹介していきます。
英語で年月日を書く順番はアメリカとイギリスどっちが良い?
例えば「2030年5月4日」を英語で書き表すとどんな順番になるのでしょうか。
実は英語で日付を書く際の「年月日」の書く順番は2通りあります。
一つは「アメリカ式」もう一つは「イギリス式」の日付です。
まず、その二通りの日付の順番を見てみましょう。
アメリカ式英語の年月日順番
アメリカ式英語の年月日の順番は「月・日・年」の順番です。
例えば、「2030年5月3日」は “May 3rd 2030” と表されます。
イギリス式英語の年月日順番
イギリス式英語の年月日の順番は「日・月・年」の順番です。
例えば、「2030年5月3日」は “3rd May 2030” と表されます。
英語年月日の順番はアメリカ式とイギリス式のどっちを書けば良い?
英語で年月日を書く際、もしあなたが現在アメリカにいればアメリカ式、イギリスにいればイギリス式を選ぶのが通常です。
では、日本或いはそれ以外の国の場合ははどうでしょうか。
実はビジネスや慣習で書き方や書式が決まっている場合以外は、どちらを選んでも間違いではありません。
例えばMay 3rd 2030でも, 3rd May 2030でも正しいのです。
見てもわかる通り、「日」の部分は 1st, 2nd, 3rdのように見分けがつくようになっていますし、「月」の部分に関しても英語の場合1月から12月まで”January”” February”など一つ一つ違う単語になっているので、順番が入れ替わったとしても問題なく相手は理解できます。
しかも、近年は日本のみならず世界各地で外国人の手紙やメール、文書のやり取りなどが良く交わされています。
意外と送る側の国籍や会社、個人のバックグラウンドによって、年月日の書き方はアメリカ式であったりイギリス式であったりと、統一されていません。
なので、正式にフォーマットが決まっている場合を除いては、アメリカ式とイギリス式どちらであっても良いということですね。
英語の年月日にコンマ・ピリオド・スラッシュ・ハイフンは必要?
英語の日付で通常よく目にするコンマ、ピリオド、ハイフン、スラスラッシュを使用した日付の記載例を表にしました。
アメリカ式 | イギリス式 | |
スペースのみ | January 01 2020 | 01 January 2020 |
コンマ | January,01,2020 | 01,January,2020 |
ピリオド | January.01.2020 | 01.January.2020 |
ハイフン | January-01-2020 | 01-January-2020 |
スラッシュ | January/01/2020 | 01/January/2020 |
やはり単語間のスペースを空けるだけでなく、コンマ、ピリオド、ハイフン、スラッシュで区切られた方が見やすい感じがします。
因みにイギリス式の場合は真ん中のアルファベットが前後の数字を分けてくれるので、記号を入れなくても、”02 JAN 2020″と見やすいと思います。
逆にアメリカ式の場合は、日と年の部分で数字が続くので、間のスペースに記号が入った方が断然わかりやすいです。
例)
スペースのみ:January 01 2020
ピリオド使用:January.01.2020
こちらはやはり年・月・日という順序がわかっていても、文字間に記号が入った方が見やすいですね。
英語日付の年月日の間にスラッシュを書く時の注意
スラッシュを記載する場合で特に手書きの場合は、数字の1や7と見間違えも多く、使用を好まない人も少なくありません。
手書きの際、見間違いを避けたい場合は、コンマやピリオドを使用するのがおすすめです。
どうしてもスラッシュを使用したい場合は、下の2つの方法もあります。
スラッシュだけ他の文字よりも縦長に書く ※手書き場合のみ可能
書き方例) 17/January/2021
スラッシュが長くて、文字との区別がつきやすいですね。
スラッシュと数字・文字間のスペースを空けて、スラッシュをはっきり見やすくする方法
書き方例) 17 / January / 2021
この方法だと、スラッシュでも「日・月・年」の区別がはっきりわかります。^^
英語圏の人は「月」を数字にしても意味・順番を理解できる?
そもそも外国の人は月をJanuary, February…のような形式ではなく数字で表記しても理解できるのでしょうか。
英語圏のネイティブは、通常月を英語で書く際はJanuary, February… というふうに書くようですが、月を数字で記載してもほとんどの人が理解できるようです。
でもそれは、その人の比較的狭い範囲内での事情だからだといえます。
月を数字で書いても良い場合
例えばアメリカに住んでいれば、年月日の順番は「月/日/年」と決まっています。
なので、”7/5/2015″ と記載されれば当然「7月5日2015年」と理解することができます。
でもこれをアメリカ以外の国の人に見せると、「5月7日」に間違えられる可能性も十分にあります。
なのである程度フォーマルな場面(例えばメールや書類など)では、「1/5」ではなく”January 5th”というふうに記載するのが一般的のようです。
なので、あくまで日付を数字で書く場合は、メモ書きや通例で見る人もわかっている場合のみに限られるようです。
月を数字で書いてはいけない場合
上にも書いているように、メモ書きや周囲の人が理解している場合以外は、月を数字で書くと誤解を招くこともあるので、注意が必要です。
とくに提出物やお仕事関係の書類、公に発信する文章などの場合は、月を数字で書くと混乱を招いてしまう可能性が高いので、控えるべきでしょう。
「月を英語の文字で書けない・書きたくない」という人は、3文字の短縮形で書くととても簡単で便利です。
「年月日の英語スペルや短縮形を忘れた」でも英語で月の短縮形(3文字)の書き方を紹介していますので是非参考にしてみてくださいね。
英語で日付(年月日)の順番まとめ
如何でしたか?
英語で日付を書く順番は、「月・日・年」のアメリカ式と「日・月・年」のイギリス式があります。どちらの順番で書いても間違いではありません。
また、月を数字で書く場合は月と日にちの順序が混乱する場合があるので、できるかぎり「月」もアルファベットか3文字の短縮形で書くことをオススメします。
年月日それぞれの間にピリオド・スペースを書いて見分けがつきやすくするなどの一工夫をして、誤解が生まれないようにしましょう。^^