英検2級のレベル・難易度・合格率はどれぐらい?合格する勉強法とは

英検2級のレベルと難易度 2級

英語をある程度勉強し、知識や会話力が身についてくると

  • 「将来英語を使って仕事がしたい」
  • 「外国人ともっと楽しく英語で会話がしたい」
  • 「留学やワーキングホリデーに行って英語がペラペラになりたい」

と考えている人の多くがまず目標とするべきは「英検2級」だと言われています。

英検2級はいわゆる日常英会話のゴールとも言われており、就活の際履歴書に書く人も英検2級を記載する人も多いのではないでしょうか。

また、留学やワーホリに行く人もまずは「英検2級を合格してから」と考える人も多いようです。

では、『英検2級』とは具体的に一体どれほどのレベルなのでしょうか。

英検2級のレベルってどれくらい?

一般的な英検2級レベル目安

英語検定協会では、『各級の推奨の目安』の中で、英検2級の英語力の目安を以下の様に位置づけられています。

推奨目安:
高校卒業程度

出題目安:
医療やテクノロジーなど社会性のある英文読解も出題されます。
海外留学、国内での入試優遇・単位認定など、コミュニケーション力が高く評価されます。
ビジネスシーンでも採用試験の履歴書などで英語力をアピールできます。
ライティングが加わります。

推奨目安から

「高校で習った英語の読み書きや会話ができる」

というのが一つの目標やレベルの指標になっているようです。

また、問題の出題目安として

医療やテクノロジーなど、社会性のある英文読解

とあるように、

専門性は深くないかもしれませんが、社会一般的に必要な言葉やこれから専門的な分野を勉強する為の入り口として位置づけられているようです。

よく海外留学や国内の入試優遇や単位認定の条件として推奨されています。

ビジネスの場面に於いては、ビジネス英語・上級レベルのスタートラインと言えそうです。

また、英検2級のレベルは一般的には下の様に位置づけられることが多いようです。

・日常会話のゴール
・ビジネス英語への入り口
・留学先や就職先の条件
・履歴書に書けるレベル(書いても恥ずかしくない)

今でもなお高校や大学、専門学校などで授業の成績単位取得の条件で英検2級を掲げている学校も多いと良く耳にしますし、 求人情報などでも採用条件として「英検2級」が挙げられている場合も少なくありません。

これは英検2級が英会話に限らず、「総合的な英語力のレベルを満たしている」あるいは、あなたが「ある程度難易度の高い試験に合格している」という証明になり、周囲に対してそれなりの信頼を得ているということになるでしょう。

英検2級のレベルはTOEICだと何点なの?

英検 2級 レベル 難易度

「日常会話のゴール」そして「上級者への入り口」でもある「英検2級」ですが、「TOEICに換算すると一体何点なの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。

英検各級とTOEICのレベル比較一覧にもあるように、英検2級はTOEICの得点に換算するとおおよそ500~750点と言われています。

でも、英検とTOEICは試験の目的・出題方法が違うのでレベルや難易度を正確に比較することはできません

あくまで目安として参考にしてくださいね。^^

英検2級は進学や就職に有利?

英検 2級 レベル 難易度

「英検2級」を持っていると就職や進学・留学にどれほど影響があるのでしょうか。

もちろん、その企業や学校などによって見方は様々ですが

「日常会話やある程度の読み書きはできる」

と見られるのが一般的のようです。

更に具体的に言うと

「留学開始後も、学校のカリキュラムについていける。」
「海外へ渡航後現地のネイティブとコミュニケーションをとることができ、生活することが可能」
「入社後、専門的な言葉はわからなくても、ある程度英語を使った業務に取り組むことができる」

という評価や印象を与えるようです。

通訳や専門性の高い分野でなければ、履歴書の資格欄に「英語検定2級」と書けるレベルと言えると思います。

一般的に「日常使用する英語の会話や業務が可能で、専門的な分野に関しても今後も十分に能力を伸ばしていける」

と判断をされることが多く、進学のみならず就職についてもどっと選択肢が広がると言っても良いでしょう。

また、英検2級の取得には、ある程度時間を書けて試験勉強に取り組まないといけません。

なので、もしあなたが英検2級をもっていれば「英検2級取得までの努力」自体が採用に有利に働くこともあります。

履歴書の資格欄には『英語検定2級』と胸を張って書くようにしましょう。^^

英検2級試験の難易度

英検 TOEIC 比較

では、英検2級の試験の難易度はいかほどなのでしょうか。

詳しく見てみましょう。

「単語数」あくまで目安になってしまいますが英検2級に必要な単語数は3500~5100と言われています。

因みに英検各級の必要単語数は大よその目安は下の表をご覧ください。

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英検2級単語の難易度

2級で必要な単語が3500~5100語とは言っても、実際どれほどのレベルの単語が出題されるのでしょうか。

下に試験に頻出する名詞を10集めてみました。

やはり、「上級者の入り口」と言われるだけあって社会問題に出そうな、難しい言葉も出始めるのが2級です。

いくつわかるか見てみましょう。

下の10個の単語中8つ以上わかれば、結構合格に近いかも ^^

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わかる単語はいくつありましたか?

もし5つ以上わからなければ、要注意です。合格するための語彙数が身に付くまでには最低でも3か月以上必要かもしれませんが、焦らずに一つ一つ覚えていくようにしましょう。

英検2級単語対策おすすめの教材「出る順パス単」

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感想(53件)

 

「でる順パス単」なら英検2級に頻出する単語や熟語を例文付きで覚えることができます。

出題頻度の高い順にA・B・Cとカテゴリー分けされているので、必要な順に要領よく覚えていくことができます。

英検2級以上は出題範囲が「文化・歴史・科学・社会問題」と多岐に渡りるため「どうやって単語を覚えていったら良いかわからない」とあきらめたり、無造作に勉強しがちですが、「出る順パス単」なら出題される範囲の全ての分野を網羅することができすので、とてもおすすめです。

勉強開始から受験当日まで使え、合格のための必須アイテムとも言えますので、これから英検2級を受験される方は是非早めに目を通しておきましょう。

 英検2級の合格率はどれぐらい?気になる合格点は?

英検2級 合格率 難易度

英検2級の合格率

英検2級の平均合格率は25%前後と言われています。

しかし、これは以前のデータを参考にした数字なので、あくまでもで目安にしてくださいね!

当然ですが、注意しないといけないのは、この4人に1人という確率はあくまで

既に準2級を取得済みの人もいれば、学校の必須科目でしょうがなく受験する人や、長く英語の勉強をしていない人も含まれています。

普段から英語を勉強していたり、既に英検準2級を取得済みの人は、引き続き英検2級の対策をすれば、合格率は更に上がることは言うまでもありません。

はじめに英検2級の難易度や出題傾向を把握して、しっかり対策方法を練って勉強を続ければ、必ず合格できる試験なので、合格率にとらわれず、対策に集中していきましょう。^^

英検2級の合格点は何点?

英検2級の合格点は何点なのでしょうか。

気にいなっている人も多いと思いますが、英検の合格点・合格ラインは一切公開されていません。。

しかし、英検2級の合格点・合格ラインは正答率65パーセント以上であることが多いようです。

しばしば、正解率が6割以上でギリギリ合格する場合もあるようですが、これから受験する人は、「7割」を一つの目安にすることをお勧めします。

すでに一次試験が終了して、合否発表待ちの人は、自己採点で

  • 筆記 7割
  • 作文 7割(練習どおり一通り書き終えた)
  • リスニング 7割

取れれば、ほぼ合格ラインに達していると考えても良いかもしれませんね。

英検2級の勉強方法は?

上でも述べたように、英検2級の出題範囲は「文化・歴史・科学・教育・社会問題」と多岐に渡るため出題範囲はとても広く設定されています。

出題分野に得意不得意があっては、「教育問題」はすんなり内容がイメージできるのに、「社会問題」は全くイメージが沸かない」ということもあるでしょう。

過去問は合格点まで取れたのに、実際の試験では、

「リスニングが全く聞き取れない」

「長文の要点が掴めない」

「面接で答えられない」

ということ良くあるでしょう。

なので、出題傾向や出題形式をしっかり把握したら、参考書や過去問を何回も繰り返すことが重要です。

また、音読して話の内容がイメージできるようになるまで頑張りましょう。

英検2級の出題傾向と出題範囲はどうやって把握する?

英検2級の勉強を始める前に、出題傾向出題範囲を把握しイメージすることはとても重要です。

ではどうやってそれらを把握すれば良いのでしょうか。

「英検2級総合対策教本」が絶対おすすめ

「これから英検2級の勉強をスタートする」

「英検準2級を取得したばかり」

という人は,まずは英検2級試験の全体像を把握することが重要です。

焦らずに、はじめから過去問や予想問題集だけをやる人も多いですが、

結局のところ、

  • 「どんな問題が狙われやすいのか」
  • 「どんな単語が比較されやすいのか」
  • 「どんな文法が面接で役立つのか」
  • 「頻出される単語や文法は?」

などの出題傾向範囲を自分で整理しないといけません。

特に、英検2級の勉をこれから始めるという人は、英検2級の全体像を掴むためにも、まずは参考書・教本に何度も目を通すことをおすすめします。

私個人的には旺文社の英検2級総合対策教本がおすすめです。

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旺文社の総合対策教本は、各級ごとにあり、英検試験に必要な単語や熟語、文法、長文・リスニングの解き方・出題傾向などを細かく解説していて、これを買えば「間違い無し」と言っても過言ではありません。

英検2級対策!旺文社の総合対策教本がおすすめな理由

よく書店やネットで目にする教材だと思うのですが、この旺文社の総合対策教本は1冊で「筆記・リスニング・面接」全ての分野において基本的な単語から頻出単語まですべてを把握できます。

また豊富な練習問題模擬試験まで付いているので、これ1冊をしっかりやりこめば、出題傾向や範囲の把握をすることができます。

よく、はじめから英検2級の過去問や予想問題集のみをやろうとする人がいるのですが、あまりおすすめできません。

英検2級は出題範問題のテーマが社会一般的に必要とされるものが多く、歴史や文化、時事問題・教育問題にまで及びますので、まずは総合対策教本で出題ポイントを把握しておきましょう。

英検2級で狙われやすい文法や慣用表現、語彙問題、意味や使い方の違いなどもしっかり説明されていますので、要領良く英検2級突破に必要な知識を得ることができますよ。

また、この「英検2級総合対策教本」を繰り返し勉強することで、しっかりと実力をつけることができます。

上述した「でる順パス単」との組み合わせは英検2級合格の王道と言っても過言ではありません。

しっかりと、基礎固めしてから過去問に臨んでくださいね。^^